薬局とは?/ キャッシュワン
[ 1137] 南山堂/「薬局」
[引用サイト] http://www.nanzando.com/journal-yakkyoku/
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本誌では医療薬学へのアプローチ,また医薬品適正使用のための情報収集に生かせる特集を毎号掲載しています.実際薬学など,ファーマシューティカルケアに直結した情報もお届けしています.「薬局」編集部では皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています. 具体的な症例から対象疾患の薬物療法の流れと,それにかかわる薬剤師の薬学的管理のポイントを学び,入院時も外来時も同レベルの薬学的ケアを患者さんに提供できるように構成しております. 薬剤師に求められる専門性の中でも、特に重要とされるTDM(投与された薬物の体内における濃度を測定すること)をテーマとしたガイドブックです. 消化管吸収過程の相互作用についての系統的な記述は,医薬品適正使用を推進するすべての薬剤師にご活用いただける一冊です. 安全で適切な精神科薬物療法の実施や患者さんへの服薬指導のために,また精神科病棟におけるテキストとしても. 日常の調剤・服薬指導に活用でき,医薬品の適正使用はもとよりリスクマネージメントの推進に役立つ1冊です. 薬剤師が医薬品適正使用を行うために必要な薬剤師教育研修に活用できるフォーマットの作成を目的にまとめました. 糖尿病療養指導の基礎と実践に役立てていただけるよう,その後の診断基準の改訂や新薬の開発など最新情報を盛り込み,新たな指導実例も加えて解説しました. ライフスタイルの欧米化により,日本人の動脈硬化危険因子に変化が生じてきています.従来の高血圧,喫煙といった古典的危険因子から肥満,脂質異常,糖尿病などの欧米化危険因子へ変わりつつあります.そこにメタボリック症候群という概念が提唱されたことで動脈硬化進展の捉え方も変化し,動脈硬化を全身病と考え,現在は古典的な危険因子とメタボリック症候群の両方から動脈硬化の発症リスクを予測する流れになっています.そこで本特集では,現場で働く薬剤師が,動脈硬化の予防・治療における新たな薬物治療の理解を深め,処方意図を読み解き,適切な服薬説明ができる,また患者さんの治療薬に対する悩み,不安を解決できる知識をわかりやすくご解説いただきます. 近年,ライフスタイルの変化とともに睡眠環境が大きく変化してきています.また,精神科のみならず一般診療科においても睡眠障害を訴える患者さんが受診されることから、睡眠薬は各科で広く処方される薬剤となっています.今回の特集では「睡眠薬の適正使用」を中心に項目を取り上げました.睡眠に関する基礎知識から睡眠薬の使用における問題点など,睡眠薬の適正使用の一助となる知識をわかりやすく解説. 骨粗鬆症治療の目標が骨密度の増加から骨折予防やQOLの維持改善へと変化し,2006年にはわが国においてエビデンスに基づく骨粗鬆症治療の推奨薬剤が整理され,薬物治療開始基準が新設されました.このような現状のなか,薬剤師には薬物療法において服薬コンプライアンスの向上を目指した患者指導などが求められています.今回の特集では「骨粗鬆症の薬物療法」を中心に項目を取り上げました.第一線でご活躍の先生方より,処方意図を読み解き,適切な服薬説明ができる,また患者さんの治療薬に対する悩み・疑問を解決できる知識をわかりやすく解説. 近年,さまざまな作用機序に基づく多彩な経口血糖降下薬が実用化され,大規模臨床試験に基づく各薬剤のエビデンスが明らかになりつつあります.その中で経口血糖降下薬として使われにくい存在となっていた「メトホルミン」の有効性も大規模臨床試験にて確認され,再び見直されています.今回の特集では「メトホルミン」中心に項目を取り上げました.糖尿病臨床の第一線でご活躍の先生方よりメトホルミンに関する基礎知識から臨床現場で役立つ知識までをわかりやすく解説. 2007年4月にがん対策基本法が施行され,臨床における「早期からの緩和ケア」の実践が重要視されています.また,がん疼痛治療においても,がん治療などと同様に薬剤師の専門性が求められています.そのような背景のもと,2007年3月には日本緩和医療薬学会が設立され,現在,多くの薬剤師の方々が関心を高めています.今回の特集では「がん疼痛」と「オピオイド製剤」を中心に項目を取り上げました.関心の高まる領域である一方,基礎から臨床に至るまでの十分な理解が求められており,その知識を当分野にて第一線でご活躍されている先生方が解説. 漢方の理解は難しいというイメージは今なお払拭されていませんが,医師の70%は漢方製剤を処方しているというデータもあり,多くの薬剤師は漢方製剤を取り扱っていると推測されます.一方,使用頻度が高い漢方製剤は限られているため,それらを重点的に把握しておくことで,他の薬剤同様に漢方製剤についても薬の特徴を理解し,患者へ服薬指導を行い,そして適切な薬学管理を実践することが可能であるとも考えられます.そこで,今回の特集では漢方薬の基本骨格となる「構成生薬」および漢方薬についての疑問を下記に掲出いたしました.漢方専門用語を可能な限り用いず,または注釈つきで本分野にて漢方薬の適正使用に必要な情報を第一線でご活躍の先生方が解説. ARBに関する大規模臨床試験の結果が今日,続々と報告され,急速にエビデンスが集積されています.これらの大規模臨床試験の結果からARBの本質的な作用,効果を正しく理解し,日常の臨床業務に活用することが,薬の専門家である薬剤師にも求められています.そこで本特集では最近注目されています「ARB」をテーマに取り上げました.ARBの基礎から臨床までを最新の知見を含め,第一線にてご活躍の先生方が解説. 日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況」によると2005年12月31日現在,わが国の透析人口は約26万人,世界最高の透析率といわれ,患者ケアにあたる医療スタッフの役割はより一層重要視されています.また,透析患者は様々な合併症を発症しやすく,それによる死も少なくありません.そのため薬剤師は,今後も増加をたどるであろう透析患者のQOLやADLに影響し,生命をおびやかす合併症を予防・軽減するために,特に合併症の機序,薬物療法などについての深い知識が求められています.本特集では「透析患者と合併症治療薬」をテーマに取り上げ,透析療法時に使用する多彩な薬剤の薬物動態を含めた基礎知識から,臨床でよく聞かれる透析患者の合併症に関する疑問へのアドバイスを,第一線にてご活躍の先生方が解説. 片頭痛は女性にとってQOLに大きく左右する疾患です.片頭痛は発作時には生命の危険を伴わない疾患ですが,長年の不適切な治療により将来的には脳梗塞に移行する可能性があり,生命予後に大きく関与する疾患であるという概念が新たに生まれつつあります.本特集では「女性の片頭痛」をテーマに,第一線でご活躍の先生方よりわかりやすく即実践で活用できる情報を提供. 高齢者における低栄養状態は入院患者の30〜40%にみられ,そのため栄養療法の重要性が急速に認識されています.医療スタッフは栄養障害・栄養療法についての知識や技術を身につけることが必須とされている一方,低栄養状態の患者は感染症への罹患率も増すことから,感染制御において薬剤師の職能が期待されています.このような現状を踏まえ,NST,ICTの役割および各チーム間の連携は,今後さらに重要性が増すことと考えられます.そこで,本特集では「高齢者の低栄養状態における栄養・感染管理」をテーマに取り上げ,本分野にて第一線でご活躍の先生方が解説. 「癌の治療は癌との戦争である」と表現されることがありますが,その戦争を患者さんに有利に闘うためには薬剤師は参謀としての能力を発揮することが求められています.つまり,薬剤師は最高指揮官である医師を補佐する役割を担うことを期待されていると考えられ,そのためには,武器(薬)の情報のみならず敵(癌)を熟知する必要があります.本特集では現在わが国で注目されている「大腸癌の化学療法」をテーマとして,臨床現場で活用できるよう,第一線の先生方がわかりやすく解説. 近年うつ病患者は増加傾向にあり,日本では人口の約5%が罹患しています.また成人のみならず,小児・高齢者の罹患者も少なくなく,その適切な対応が医療従事者に求められています.現在薬剤師には,病院あるいは薬局において適切な服薬指導を行うためのスキルが求められるとともに,精神薬理学的な知識を兼ね備え,薬物療法に参画することが期待されています. 薬物の代謝を担う肝臓,排泄を担う腎臓は,多くの薬物の副作用発現の場となっており,そのメカニズムについて関心が高まっています.一方,薬剤師に求められる重要な役割の1つとして,薬物療法において患者さんの安全性を確保するための「副作用モニタリング」があり,この業務を充実させていくためには,実用的な知識(検査値の異常や初期症状など)のみならず,基礎的な知識(発現メカニズムなど)を土台とし,臨床応用していくことで,薬物療法に参画する新たな意義が見出されることと考えられます. 本特集では,薬物性肝・腎障害の予防および早期発見・治療へ導くための「副作用モニタリング」スキルを向上できるよう,基礎から臨床までわかりやすく解説. 「こどもの発熱」は保護者が不安を抱くもののひとつですが,その背景にはインフルエンザなどによる感染性の発熱や,小児白血病などの重篤な疾患が原因となる非感染性の発熱など,さまざまな病態により発症することが要因にあると考えられます.しかし,「発熱」は軽視されがちなシグナルであり,重篤な疾患が背景にあっても「軽いかぜ」として扱われるケースも少なくありません.本特集では,保護者とともに医療機関を受診することが多い乳児〜学童期の「発熱」をテーマとして,発熱に関する基礎知識から臨床における薬学管理の実践について,第一線の先生方がわかりやすく解説. インターフェロンなどの登場により慢性肝炎の治療法が飛躍的に進歩し,肝がんの死亡者数増加にやっと歯止めがかかりましたが,肝炎ウイルスによる肝硬変および肝細胞がんの死亡者数は年間約4万人に及びます.また,インターフェロン療法は依然副作用による問題が残されており,投与スケジュールなども含め,患者さんの負担は大きく医療スタッフ間の連携は欠かせません.新薬が上市する中,薬剤師はさらに使用薬剤の理解を深め,各種肝炎ウイルスの特徴や患者背景を理解した薬学管理が望まれています.本特集では「抗ウイルス療法」をテーマとして,薬剤師がチーム医療の中で医師たちと連携を図り,慢性肝炎患者のフォローアップにつながる内容を含め,臨床現場にて第一線でご活躍の先生方が解説. 下部尿路機能障害は日常生活に支障をきたし,QOLを損なう代表的な疾患です.患者数が増加しているなか一般医を最初に訪れる患者さんは多く,薬剤師は医師の処方をサポートするために,薬物療法に関する知識と薬学的な管理を実践することが求められます.本特集では,プライマリ・ケアの対象となる下部尿路機能障害として前立腺肥大症,過活動膀胱の薬物療法を中心に,新薬の知見,薬の副作用によって惹起される排尿障害なども含め,第一線でご活躍されている先生方が解説. 高度化・細分化を続ける医療現場において高い専門性を持った薬剤師が求められており,HIV感染症の現場でもそれは例外ではありません.抗HIV薬の服用に際して極めて重要となるアドヒアランスは,周知こそされておりますが,実際には大きな課題になっています.本特集では,HIV感染症における薬物療法,治療薬の最新知見,アドヒアランスを維持するための服薬プランの立て方などについて,初回治療に焦点を絞りました.HIV感染症の薬物療法・服薬支援を理解し,医療チームの確立の一助となるトピックスについて,第一線で活躍されている先生方が解説. 最近開発されてきている薬剤の多くは明確な有用性を持っていますが,使用方法を間違えると患者に有害な作用を与えることになります.薬剤師は,1枚の処方せん(レシピ)から患者の状態を推察し適切な対応をする十分な知識と,効果的で安全な薬物療法をサポートする技能が求められています.本特集では,生活習慣病の治療などで広く用いられている「経口血糖降下薬」をテーマに取り上げ,第一線で活躍されている先生方がエビデンスに基づいた薬物療法について解説. 妊婦に関する医薬品の安全性情報は,収集が困難な情報のひとつです.薬剤師は,妊婦の方々より寄せられる薬の質問に対して,薬の必要性や安全性を十分に理解いただけるような情報提供が求められています.本特集では「妊娠とDI」をテーマに,安全性情報の収集・リスク評価について,そして妊婦の方々への適切な情報提供に活用できる特集です.本分野の第一線でご活躍される先生方より,妊婦の方々の薬に対する不安や疑問を取り除く情報をわかりやすく解説. 2006年7月号 ファーマシーマネジメント最前線 −病院薬剤部門・保険薬局におけるマネジメントの実践− 医療におけるマネジメントは薬剤部門も例外とは言えません。ファーマシーマネジメントには「リスクマネジメント(医療安全)」、「モチベーションマネジメント(医療の質の安定・向上)」、「コスト管理・物流のマネジメント(医療機関の健全な経営)」など様々であります。どのマネジメントの実践にもトップマネジャーだけではなく、薬局あるいは薬剤部の全スタッフのサポートと、各人のそれに対する十分な理解が必要です。調剤技術のみではなく、ファーマシーマネジメントを身に付け「新たな薬の専門家」としての役割を担うための視線・アプローチで、第一線ご活躍されている先生方が解説. 現在,インターネットなどにより,医薬品情報,薬物治療情報など様々な医療情報が発信されています.薬剤師は医薬品情報に対して,広い視野をもって最新かつ的確な情報を見極め,医薬品の適正使用に取り組む必要があります.新しい医薬品情報のあり方を、医療現場においてすぐに応用できるような視点・アプローチで,第一線でご活躍されている先生方が解説. 第十五改正日本薬局方が2006年(平成18年)4月に施行となります.優れた医薬品を通じて国民の保健医療向上に貢献するためには,改正された日本薬局方の理解が必須です.局方改正点の詳細を解説. 特集1:2006年4月より薬学教育6年制が始まります.私立薬科大学・薬学部の新設ラッシュの中で,6年制の重要事項である長期実務実習において,現場薬剤師の教育能力の開発や実習施設の確保,実習費用など,さまざまな問題が取りあげられます.4年後に新カリキュラムの実習生を薬剤師が指導するにあたり,有用な情報・アドバイスを第一線でご活躍されている先生方が解説. 特集2:米国にてライフスタイル・ドラッグと呼ばれている「生活改善薬」として,禁煙補助薬,勃起不全治療薬,経口避妊薬,発毛剤,睡眠改善薬などがありますが,これらの薬剤の使用は個々人のライフスタイルの価値観によるものとして扱われています.このようなことから,医薬品のリスクについて軽視されがちな面もあります.また,禁煙ガイドラインが公表され,禁煙補助剤は治療薬というカテゴリーとして取り扱われる可能性もあり,今後さらに重要な位置づけで使用される薬剤になることも予想されます.生活改善薬の開発経緯なども含めて薬のスペシャリストとして必要な知識をわかりやすく解説. がん化学療法の重要性が高まる一方で,副作用の予防,早期発見,迅速な対応も益々重要になってきています.このような背景の中,がん化学療法に精通した薬剤師の存在が求められ,2006年度よりがん専門薬剤師を認定する方針が決まりましたが,がん化学療法レジメンをチェックし,副作用対策に取り組むことは,抗がん剤を扱うすべての薬剤師にとって非常に重要な業務です.そこで本特集では,今後も増加傾向が予測されている乳がんを中心に薬物療法における副作用対策をテーマに取り上げました.抗がん剤の副作用対策および副作用モニタリングを実践できるよう第一線でご活躍の先生方よりご解説. 小児科領域においても適正な薬物療法は重要です.一方で成人とは異なる体内動態を示す小児への薬剤の投与は慎重に処方されております.薬剤師はPK/PD理論,体内動態を理解し,TDMなどを駆使することで薬物投与の設計に携わり,安全で効果的な小児の薬物療法に貢献することが求められています.小児の薬物療法の基礎知識と小児疾患の治療薬のTDMを行うポイントをQ&A形式でわかりやすく,第一線でご活躍されております先生方が解説. ジェネリック医薬品の使用促進の方針により,国立病院,大学病院,地方自治体病院などの病院でジェネリック医薬品の採用が進み,シェアがさらに拡大しています.その理由の1つに低価格による経済面の重視がジェネリック医薬品の使用を促進しているようです.しかし,薬剤師には薬学的視点から判断した品質評価・選考によるジェネリック医薬品の使用促進の役割も期待されています.本特集では,薬剤師がジェネリック医薬品を適正に使用するために必要な品質評価の基礎知識と選び方のポイントを解説. 近年の医療事故を背景として,さまざまな視点から医療安全が議論され,各施設によって多様な工夫と対策をされています.また薬剤師は,チーム医療をキーワードとして,日常業務の過程で起こりうるさまざまな問題を薬の専門家としての視点で捉え,解決していくことが重要です.そこで本特集では薬剤師が医療安全に積極的に取り組むことができるよう,医療安全対策の現状から日常業務における具体的な取り組みを第一線でご活躍の先生方より,ご解説. 昨今,処方せん鑑査・疑義照会が薬剤師業務のキーワードとなり,重要視されてきています.しかし,病棟での業務をみてみると注射剤に関する医療事故は数多く報告されています.これら報告された事故の中には薬剤師による処方せん鑑査が徹底して行われていれば,未然に防ぐことができた事例もあり,今後さらに薬学的観点から処方せんチェックを実施することが重要となっています.本特集では,注射剤処方せん鑑査のポイントを身につけ,薬剤師がセイフティマネジャーとして活躍できるよう,第一線でご活躍中の先生方にご解説いただきました. 平成14年に「精神分裂病」から名称が改められた「統合失調症」の治療は新規抗精神病薬の登場により,新たな局面を迎えつつあります.統合失調症治療の中心である薬物療法において,有効性が高く副作用が少ない新規抗精神病薬の普及は今後の治療・処方に影響を与えるとおもわれます.薬剤師は新規抗精神病薬の適正使用を推進することで,患者のQOLを高めコンプライアンスの向上をはかることが期待されています.本特集では統合失調症の基礎から新規抗精神病薬の特徴や服薬説明を第一線でご活躍されている先生方より,ご解説いただきました. 医薬品の適正使用の気運が高まっている.一方,承認外の「効能・効果」に対して,また「用法・用量」を違えて使用される「適応外使用」が従来から存在し,保険上の問題,有害事象が発現した際の責任問題など様々な問題があるものの,治療における有益性を優先して使用されているのが現状です.また薬剤師は服薬説明の基本情報として医療用医薬品添付文書を活用しているが,適応外使用に関する記載はなく,他のメデイアからも適応外使用のエビデンスを入手しにくいのが現状です.そこで本特集では,適応外使用とエビデンス,適応外使用と薬剤師の役割,医師主導治験による適応症拡大,現在執行中の6つの医師主導治験の現状について,第一線でご活躍中の先生方がご解説. 既存の医薬品にナノテクノロジーを使用し開発されるDrug Delivery System(以下,DDS)製剤は,既存薬剤の治療効果の向上や副作用の軽減,利便性を目的に処方されており,薬剤師は剤形の特徴を理解した上で,DDS製剤の医薬品適正使用が求められています.本特集ではDDS製剤のコンプライアンス向上と安全かつ効果的な治療が実施のために必要なDDS製剤の特徴や患者への服薬説明のポイントを第一線でご活躍の先生方よりご解説いただきました. 最近,COPDと気管支喘息は,それぞれの診療ガイドラインにおいて適切な治療指針が提唱されておますが,この両疾患の区別は難しい問題であり,臨床の場では合併例も多く存在します.そこで,COPDと気管支喘息を病態から診断・治療,また薬剤業務のコツを臨床現場の医師にわかりやすくご解説いただきました. 最近,EBMに基づいた診療ガイドラインが公表され,医療機関ではそれらを活用した薬物療法の標準化に取り組んでいます.それに伴い薬剤管理指導業務の標準化・効率化が求められ,薬剤師により診療ガイドラインを活用した薬剤管理指導記録用紙やケアワークシートなどの作成も徐々に行われています.そのためには各々の医療機関のもつ機能,つまり設備や人員,システムさらにスタッフの熟練度を考慮した上で,薬物療法をサポートする診療ガイドラインを適切に判断し,活用することで,実践可能な薬剤管理指導業務の標準化が進展するともいえるのではないでしょうか.今回の特集では,診療ガイドラインの活用方法を十分に理解した上で,薬剤管理指導業務の標準化にお役立ていただけるよう,第一線でご活躍の先生方より,わかりやすく,また具体例などを盛り込みご解説いただきました. 日本における糖尿病管理は海外同様,重要性が増しております.その背景には三大生活習慣病である高血圧・高脂血症・糖尿病は,その発症に関与するリスク因子が重複しているため,三疾患が合併しやすく,その合併が冠動脈疾患を高率に引き起こす原因となり,また,この三疾患の中では糖尿病が最も血管障害性が強いとされています.今回の特集で2型糖尿病における血糖・血圧・脂質コントロールの目的と薬物療法のとらえ方を十分に理解でき,日常の薬剤業務に活用できるよう,第一線でご活躍の先生方よりご解説いただきました. 今日,疾患に関連した細胞のみに作用する分子標的薬が登場し,飛躍を遂げたがん治療.しかし,その基礎知識,また臨床的な薬物療法や服薬説明など,承認された医薬品が数少ないにも関わらず,認知されていないのが現状です.そこで,「がん治療における分子標的薬」.専門の先生方によるQ&A形式の解説を掲載いたします.現在白熱している分子標的薬の開発に伴い,今後増えると予想される新薬.実際に読者が臨床の場で調薬する際,適正使用への貴重な足掛かりとなる特集です. 処方せんから,患者さんの状況を把握し対話の糸口を見つける薬剤師にとって,疾患に伴う,薬として表示されていない精神症状を合併したケースが盲点となります.そこで,今回の特集では「せん妄」を取り上げました.せん妄についての基礎知識および薬剤業務での留意点とともに,精神症状へのアプローチを第一線で活躍している先生方よりご指導・ご解説いただきました. 平成14年に緩和ケア診療加算が算定されるようになり,全国多施設で緩和ケアチームが発足しはじめました.また近年,新たなオピオイド製剤が緩和医療に使用可能となり,薬剤選択がひろがったことで,緩和ケアチームにおける薬剤師による疼痛管理が求められてくることはいうまでもありません.本特集では,新たなオピオイド製剤を中心とした疼痛管理において,疼痛管理の基礎知識やオピオイド製剤の適正使用のポイントをご専門の先生方からご解説いただきました. 診療報酬の包括化制度,医療の標準化を目指したクリニカルパスの導入などにより,医師・看護師・栄養士・薬剤師などからなる専門の栄養サポートチーム(NST)を設置し,患者さんの栄養管理に取り組んでおられる施設が増加しています.NSTで薬剤師は,輸液剤の無菌調整などの技術的協力だけではなく,患者の病態による栄養管理を考慮に入れた,医薬品適正使用に関する情報提供が求められています.そのためには,薬剤師が,栄養に関する基礎的な知識をはじめ,患者の病態ごとの栄養剤補給方法,医薬品との相互作用などの理解を深める必要があります.本特集では薬剤師が栄養管理に関する知識を深め,チーム医療のなかで薬剤師の専門性を積極的に発揮できるよう,第一線の臨床現場でご活躍されている先生方から薬剤師に必要と思われる「静脈・経腸栄養管理の基礎知識」についてご解説いただきました. |